寝室 ダニ対策

2021.09.22

【夏〜秋は要注意!】布団に棲みついたダニを駆除する方法や、繁殖を予防する方法をご紹介!

カテゴリ:寝室
ダニ対策

《目次》

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私たちが1日のおよそ1/3を過ごす布団には、1年中ダニが生息しているのを知っていますか?

布団のダニを放置すると、死骸やフンなどがハウスダストとしてアレルギー源になり、私たちの身体に様々な不調を起こします。

布団の中でぬくぬくする時間は寝る前の落ち着くひとときですが、「そんな布団がダニだらけ...」なんて考えたら恐ろしいですよね。。

そこで今回は布団のダニの除去方法や、ダニの繁殖を防ぐ方法をご紹介します。

是非参考にしてくださいね!

布団にいるダニの種類は?

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布団にいるダニのほとんどは「ヒョウダニ」という種類のダニです。人のフケやアカ、髪の毛などの有機物が大好物です。

ヒョウダニ自体は人を刺すことはありませんが、ヒョウダニを餌にする「ツメダニ」という別の種類のダニは人を刺すことがあります。ツメダニは人を刺して体液を吸うことがあり、刺された数時間後に激しいかゆみが生じることがあります。

ダニが身体に及ぼす影響

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ダニの死骸やフン、抜け殻が、人の身体に様々なアレルギー反応をもたらします。主なアレルギー疾患としては、アレルギー性の鼻炎や皮膚炎、結膜炎、ぜんそくなどが挙げられます。

アレルギー症状は咳、鼻水、目の痒みがあります。

花粉症の時期でもないのに「布団に入ると目や身体がかゆくなる!」という方は、布団のダニが原因かもしれません!

特に子供は症状がよく出てしまうので、小さなお子さんを持つ方は、特に注意が必要です。

なぜダニは布団に棲みつくのか?

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なぜ布団にはダニが繁殖してしまうのでしょうか?それは、布団が「ダニが発生しやすい条件」を満たしてしまっているからです。

次にダニが布団に棲みつく理由についてご紹介します!

繁殖に必要なエサがたくさんある

ダニは髪の毛やフケ、アカが大好物です。フケやアカは自然と皮膚からはがれ落ちる物なので、無意識のうちに布団の上に落ちてしまいます。ダニを繁殖させないためにも、こまめに掃除機をかけたり、コロコロで掃除をして、ダニのエサを取り除く習慣をつけましょう。

布団はダニが大好きな環境

ダニは温度25度前後、湿度70%前後の高温多湿を好みます。ダニが発生しやすいのは6月〜9月ですが、この時期は高温多湿になりやすい時期です。

特に布団は人の体温で温められ、寝汗によりどうしても高温多湿になってしまいます。そこに先ほど説明した、フケやアカなどダニの大好物が付着していると、ダニにとっては繁殖するのに最高の環境になります。

ダニを除去する方法をご紹介!

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掃除機をかける

生きているダニは爪や吸盤がひっかかるため、掃除機では駆除することができません。

しかし、掃除機をかけることでアレルギーの原因となる死骸やフンを取り除くことができます。

さらにダニのエサになるフケやアカ、髪の毛なども取り除けるため、ダニの繁殖を防ぐには最適です。

掃除機はゆっくりと時間をかけて、週1回を目安に行いましょう。

寝具に乾燥機を使う

ダニは布団やマットレスなどの寝具に生息しています。

ダニは「50℃以上で20分間」の環境で死滅するため、コインランドリーにある高温乾燥機を30分ほど稼働させれば、ダニを死滅させることができます。

乾燥機が終わったら、仕上げに掃除機をかけましょう!

布団を干す

天気の良い日に布団を干すことで、布団の内部に溜まっている湿気を除去することができますダニは高温多湿を好むので、湿気をなくすことで少しは死滅させることができます。

しかし、外に干すだけではダニが消滅する温度(50℃以上)には達しないため、黒い布をかけて温度を上げる工夫が必要です!

ダニを予防する方法3選!

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1度ダニが繁殖すると、除去するのはなかなか大変ですよね。。

次にダニの繁殖を予防する方法についてご紹介します!

家全体をこまめに掃除する

布団だけではなく、家全体をこまめに掃除して綺麗な状態を保つことで、ダニの繁殖を防ぐことができます。

ダニは布団だけではなくカーペットやソファ、カーテンなどにも潜んでいるので、布団以外の場所もしっかりと掃除をすることが大切です!

週に1度シーツ・布団カバーを洗濯する

シーツや布団カバーの洗濯って、ついつい後回しになってしまいがちですよね。。

こまめな洗濯で、シーツについた「ダニのエサとなる汚れ」を取り除くことができます。

洗ったあとは、しっかりと乾燥させましょう!生乾きのまま使ってしまうと、湿気で逆にダニの好む環境を作ってしまうので注意です!

布団クリーニングに出す

「布団をこまめに掃除するのはめんどくさい!」という方は、布団クリーニングを利用しましょう!クリーニングに出すと水洗い&乾燥機にかけてくれるので、完全にダニを除去することができます。

実はダニは水にも強く、水洗いするだけではダニを死滅させることはできません。しかし、水洗いすることで布団に染み込んだ汗やフケなどを取り除き、高温乾燥機にかけることでダニを死滅させることができます。

まとめ

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今回は布団に棲みついたダニを除去する方法、ダニの繁殖を予防する方法をご紹介しました!

ダニはなかなかしぶとく、一度繁殖すると簡単に除去することはできません。ただ、ダニは熱と乾燥に弱いので、天気の良い日に天日干しをして、上に黒い布をかぶせて温度を上げることで死滅させることができます。

ダニはとても小さく目には見えないため、繁殖になかなか気づくことができません。しかしダニがいることで身体に様々な不調を起こすので、症状が出る前にしっかりと対策をしましょう!