耐水性に優れ、掃除やお手入れがしやすいクッションフロア。

トイレや洗面所などの床材に多く使われており、濡れても拭き取るだけで良いのでお手入れが簡単です。

しかし、濡れたまま放置したり掃除を怠ると、頑固な黒ずみ汚れやカビの原因になってしまいます...！

私の場合、トイレ掃除が面倒で後回しにしていた結果、いつの間にか床が黒ずんでいました...。

そこで今回は、クッションフロアの掃除方法や黒ずみの落とし方についてご紹介します。

クッションフロアの素材と特徴とは？

クッションフロアは塩化ビニール素材で作られているクッション性のあるシート状の床材です。

水分や汚れに強く、油やシミがついても雑巾などでサッと拭けば、キレイに落とすことができます。

汚れが酷い場合でも中性洗剤を使えば、簡単にお手入れができ、メンテナンスのしやすさがクッションフロアの特徴です。

しかし、いくら耐水性があるとはいっても、濡れたまま放置していたり、掃除をしないまま時間が経ってしまうと、頑固な汚れやカビの原因になってしまいます。

また耐久性が弱いので使用状況によって、黄ばみや変色、破れなどが発生しやすくなります。

汚れがつきにくいからと放置せず、定期的な掃除を心がけましょう！

クッションフロアの掃除方法

クッションフロアの素材と特徴を理解したところで、掃除の手順をご説明します。

手順

1.乾いたペーパーモップで全体のホコリを取る

大まかにゴミや髪の毛、ほこりなどを取り除きます。

2.掃除機でホコリを吸い取る

取りきれなかった細かいほこりを掃除機で取り除きます。

3.水拭きする

雑巾を使い水拭きをします。

汚れが落ちにくかったり、目地の汚れが雑巾で取れない場合は、メラミンスポンジや歯ブラシを使って円を描くように擦ると取れやすくなりますよ！

4.乾拭きする

表面に水分や洗剤が残っていると、劣化や黒ずみの原因になるので、しっかり拭き取りましょう。

最初に掃除機を使ってしまうと、掃除機の排気で、細かなほこりやハウスダストが空気中に舞い上がってしまいます。

そのため、余計に汚れたり、掃除の手間が増えてしまうのです！

まず、乾いたペーパーモップで拭き取った後に掃除機をかけると、キレイにほこりを取り除くことができますよ！

クッションフロアの黒ずみの落とし方

クッションフロアの落ちにくい黒ずみには「重曹」が効果的です。

重曹はアルカリ性の性質をもっており、酸性の性質をもつ油汚れや、皮脂汚れを中和して落としやすくしてくれます。

加えて、研磨作用があるので、黒ずみの汚れを擦り落とすことができるんですよ！

上記で紹介した掃除方法の「水拭き」の時に、黒ずみ部分へ重曹をふりかけて、水で濡らしたメラミンスポンジで優しく擦ってください。

擦り終えた後は、新しい雑巾で水拭きと乾拭きをして重曹が残らないようにしましょう。

また重曹の研磨作用で、力を入れすぎると、クッションフロアの表面を傷つけてしまう可能性があります。

クッションフロアの耐久性も弱いので、注意しながら擦りましょう。

クッションフロアをキレイに保つポイント

掃除の手間を減らすために、クッションフロアをキレイに保つ方法を3つご紹介します。

こまめに掃除をする

週に数回は掃除機で、週に1回は雑巾を使い、水拭きと乾拭きをするのがおすすめです。

掃除機と雑巾がけが面倒と感じた方は、ペーパーモップのドライタイプで大きな汚れを取り、そのあとウェットタイプで水拭きするだけでも、十分効果がありますよ。

毎日しっかり掃除をするのは大変ですよね！短時間で簡単に掃除するだけでも良いので、サッと済ませてしまいましょう！

汚れたらすぐに拭き取る

クッションフロアは耐水性に優れているとはいえ、すぐに拭き取らずに放置していると、こびりついた汚れになります。

水しぶきが飛んだり、何かをこぼしたら、すぐにティッシュなどで拭き取るようにしましょう！

特に洗剤、化粧品、ヘアワックスなどの化学薬品をこぼした時は、放置すると取れにくくなってしまうので注意してください。

ワックスをかける

クッションフロアはワックスをかけなくても、お手入れしやすいです。

しかし、ワックスをかけることで傷や汚れから保護し、クッションフロアを長持ちさせる効果があります。

ワックスをかける場合は、まず床面のほこりを掃除機などで取り除きます。

その後中性洗剤などで拭き掃除をし、しっかり乾いてから床面専用ワックスを塗りましょう。

おすすめはペーパーモップに取り付けるタイプのワックスシートです。速乾タイプですぐに使え、立ったまま簡単に床のワックスがけができますよ！

まとめ

今回は、クッションフロアの掃除方法とキレイに保つポイントをご紹介しました。

忙しい毎日の中で、床の掃除は優先順位が低いので、こまめにお手入れできない方も多いですよね。

そんな方は、これを機会に一度しっかり掃除してみるのはいかがでしょうか。床をキレイにして、気分もスッキリさせましょう！